英語教室|Little Book Room
英語耳の作り方
英語耳の作り方について
- CDをただたくさん聞くことが耳をきたえることにはつながりません。
- 音のシャワーはやり方次第で害にもなってしまう危険があります。
- 入門クラスばかりではなく、どのクラスでも、音にフォーカスする活動は意識して取り入れています。
- 文字を書いたり読んだりする前に、フォノロジカル・アウェアネスの期間を大切にします。
フォノロジカル・アウェアネス
アルファベットの導入の前に、耳をきたえて、音の法則に関する感覚を磨いていく学習方法。
その最初のステップは、ライミングとアリタレーションです。
ライミング?
語尾が韻を踏むというとわかりやすいでしょうか。日本語で言うところの「ダジャレ」ではどうでしょう。
「さる、リハーサル さる、おぶさる さる、たちさる」
五味太郎さんの絵本の中の楽しいダジャレライミングです。
英語圏では、幼児にライミングを教えます。お母さんが、マザーグースを歌ってあげるのですね。
Icky, bicky, soda cracker,
Icky, bicky, boo.
Icky, bicky, soda cracker
Out goes you !
booとyouの「ウー」、ickyとbickyの「イッキイ」 がライミングしています。
Out goes you ! を I love you ! に変えても楽しいですね♪
アリタレーション?
同じ音で終わっているライミングに対して、同じ音で始まっていることがアリタレーションです。
例えば早口言葉に、
Peter Piper picked a peck of pickled peppers;
A peck of pickled peppers Peter Piper picked….
ピーター・パイパーは、1ペックのトウガラシのピクルスをすくった。
ピーター・パイパーがすくった1ペックのトウガラシのピクルス・・・・
「・・ん、/p/ の音がいっぱい聴こえる・・/p/で始まっている単語 がいっぱい出てくるな。」と言うように、気づくことがフォノロジカル・アウェアネス、なのです。ライミング・アリタレーションと、音に対する類似性に注意を払うようになると、単語の中の音素に気づくようになります。
文字と音をくっつけるフォニックス
そして読み書きへと入っていく時、フォネミック・アウェアネスが入っていると、子どもにとって負担が少ないのです。
※リーパーすみ子「アメリカの小学校ではこうやって英語を教えている」より